指導者のスキル

今年になって10人の新人さんを迎え、ほぼ毎日やって来るようになった練習生と共に汗をかいている毎日です。指導者として詠春拳を教えるに当たって理解と体現を目指して日々精進しておりますが、様々な場面を経験する事によって蓄積された指導法がフィードバックされ、指導するスキルアップに繋がっている事に気付かされます。
新人さん達が説明しても理解すら出来ない場面に遭遇しても、慌てず違う切り口から分かりやすく説明できたり、なかなか体現できない技術が練習をひと工夫する事によって体現できるようになる事は最近珍しい事ではなくなってきました。昔は通り一遍の説明しか出来ず、練習生が理解に困惑したり、体現できずに練習が暗礁に乗り上げてしまう事が良くありました。
それは自分が修業時代に簡単に習得できた技術を練習生が理解・体現に苦労している場合、何が分からないのか理解できない場合がよくありました。この様な場合は練習生を習得させるのに指導者として大変苦労しました。だから、指導者となって日が浅い内の昔の練習内容は今と比べれば習得が断然に困難だったと推察されます。今では経験がスキルとなって様々なオプションの練習も年月を経る毎に考案してきました。なので現在は技術の習得は格段に優しくなっていると思います。この経験は更に積み上がって向上していると断言できます。
練習生も教えた時に3つの反応があります。
①指導者が何を言っているのか理解すら出来ない。(理解も体現も不可能)
②言ってる事は理解できたが言った通りやってみる事は現時点では不可能。(理解のみ可能)
③指導者から言われた事が理解でき、すぐにそれが出来る。(理解も体現も可能)
悪い指導者は③の練習生しか相手にしない場合が多いです。それでは指導者として下と判断せざるを得ません。果報は寝て待てタイプの非常に悪い指導者ですね。①の練習生は放置プレイとなる可能性大です。通常の師弟関係ではなく、生活のために月謝を支払うだけの関係と考えるべきです。
指導者として最悪なのは、練習生に詠春拳は習得が難しい。自分には無理かもしれないと思わせてしまう事です。練習生をこの様に思わせるのは明らかに指導者の指導力が無いからです。絶対練習生にこんな事を思わせてはなりません。

少しずつでも努力すれば必ず望むべき結果を獲得する事が出来る。もちろん時間は掛かるかもしれないが将来、自分は詠春拳を必ずや習得できると常に思わせ、練習を前向きに取り組める様、地道に継続させなければ指導者とは言えません。練習の度にこの様なモチーべーションを確認し、今向かっている方向性を指導者と検討し、目標を共有していきます。
今自分に何が足らないか理解し、それがいつどうすれば解決するのかと言う目標が設定できていれば、ほとんどの練習生はどんな困難な練習も乗り越える事は可能と考えます。
詠春拳は簡単です。詠春拳を修業する上で少しでも困難を感じさせるような指導者は明らかに指導者失格です。
当學院では練習生を見捨てる事は絶対にありません。指導者についてくる人は全員習得させ得る明快なスキルがありますのでご安心下さい。今年は脱落者が一人も出ていないのは、当學院の指導法が一層向上している事を証明しています。
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